ひまわり対談
第10回対談 木村 皓一 日時:平成17年1月18日 会場:議員会館応接室
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今回の対談はミキハウス社長の木村皓一さん。今回は、当会会長の野田聖子との対談内容を公開します。

野田聖子:
今、日本では少子化対策も待った無しと言われています。いっぽう、世界に目を向けると、「赤ちゃんのいるお母さんを頼りにしてるよ」という姿勢で政策を立てている中、日本は、お母さんたちに「生んでくれてありがとう」という気持ちさえも伝えて来ませんでした。だから、せめてこの会で応援しようと思い、「ひまわりの会」をやっています。

木村皓一:
フランスのミキハウスでは、女性は子供を生んでも半年もすれば、職場に復帰します。なぜかというと、お母さんをサポートする制度ができているから。在宅で仕事ができる社宅があって、ベビーシッターさんが迎えてくれるといった環境があるんです。日本もそうしていかなくては、みんな子供を産みたいと思わなくなってしまう。

野田聖子:
ミキハウスは、会社に託児所があるんですよね。

木村皓一:
お子さんをお預かりしてお母さん方にも働いていただいてます。でも、それだけでは十分じゃなくて、経済的な支援をとも思っています。例えば赤ちゃんひとりにつき、一時金を渡すとか。ただ、いろいろ難しいこともある。そういう報奨金にも税金がかかったりするんですね。日本の場合は・・・

野田聖子:
フランスは子どもを生むとその分減税になるんですよね。生めば生むほど生活が豊かになる。そういう形に持っていけたらいいですよね。そのためには、今、おっしゃった税制面のこともそうですが、公共施設にしてもバギーで行けないところがあったりと親切な造りになっていない。そういうこともどんどん変えていかなくちゃいけないですね。

木村皓一:
官民一体でね。政府はこういうことをする。民間ではこういうことができると。日本にこれだけ多くの会社があって、それぞれの会社がひとつずつなにかやれば子育てしやすい日本になりますよ。

 

対談を終えて・・
野田聖子からのメッセージ

木村社長のお話をうかがって、民間が何を望んでいて、何をしてほしいのかが、政府には伝わっていないと改めて感じました。今、国の少子化対策はほとんど更地の状態です。これはよく言えば、前例にとらわれず、いろいろなことができるということ。今日の木村社長のご提案を含め、多くの方にご意見をうかがって、できるとろからどんどん取り組んでいきたいですね。

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