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国立成育医療研究センター 理事長 五十嵐 隆

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 わが国の出生数は2年間続けて100万人を切りました。かけがえのない命を宿した未来のお母さんと子どもを守るために、ひまわりの会は「マタニティマーク」の普及活動を全国に展開しています。この活動がこれからもさらに広く行われることを願っています。
 わが国の母体死亡率や新生児・乳児死亡率の低さは世界に誇ることができます。これはわが国の高い保健・医療水準、国民皆保険制度や保健・医療関係者の努力の賜でもあります。しかしながら、子どものこころの問題や医療的ケア児の増加など、新しい課題も出てきています。
 安心で安全な妊娠・出産・子育てが出来る環境をこれからも保持すると共に、成人に至るまで身体・心理・社会面から子どもをしっかりと捉え、暖かく支援する事のできる新しい保健・医療体制を作り上げたいと考えます。

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