“ひまわり”は、太陽の移動につれて花が回ることからその名前がついたと言われています。しかし、実際に動くのは花が咲く頃ではなく、成長が盛んな若い時期に限られているようです。
この話を聞いたとき、ひまわりを子どもたちに例えると、太陽は子どもの健やかな成長に欠かすことのできない親御さんの愛情そのものと感じました。子どもたちは、常に自分を見守ってくれる親御さんの愛情を全身に受けることで安心を得ます。そして、その安心感が他者に対する愛情へと育っていきます。
一方、日本の社会状況の変化に伴い、子どもたちを取り巻く環境も大きく変わってきています。とくに家族や地域社会のかたちの変容が、子どもたちの心身の発達・成長に強い影響を与えていることが指摘されています。
このような時代だからこそ、ひまわりの会の活動がより大切になっているのだと思います。子どもたちはお母さんに支えられ、お母さん方をひまわりの会の活動が支える、そんなかたちが長く続くことを願っています。
人間関係が希薄になっていると言われるいま、お母さん方を支える取り組みが必要です。支えられたお母さん方が子どもたちの太陽となり、そしていつの日かその子どもたちが新しい太陽となって、次の世代の子どもたちへと愛情をつなげていくことを願っています。
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