日本の伝統芸能には、数え年六歳の六月六日にお稽古事を始めると、芸事が上達する…との言い伝えがあります。私も、その日から、長唄の師匠である母に、唄を習いました。「上手になぁれ」…との母の愛だったのだと思います。
世界の中には、様々な理由から、 お母さんの愛情を充分に受けられずに命を落としてしまう子供たちが沢山います。日本でも実の親からの虐待死が 後を断ちません。現代社会が病んでいる証拠ではないでしょうか。
出産や育児で悩んでいるお母さん、ひとりで抱えこまないで、誰かを頼りましょう。そして、周囲の私たちも、悩んでいる お母さん達に、手を差し伸べてあげましょう。知らん顔しないで、もっと周りに関心を持ちましょう。日本は、昔から、そう言うことが 出来ていた国だったはずです。
生まれ来る全ての子供たちが、この世の全ての祝福を受け、沢山の愛情の中で健やかに育って行けることを祈って 花束をリレーしたいと思います。
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