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日本画家平山 郁夫

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昭和20年8月6日、私は中学三年生の時に、広島で被爆し、九死に一生を得ました。
しかし、多くの同級生や先生が原爆の犠牲となって亡くなりました。 それ以前、戦争末期には、食糧も乏しくなり、中学生にもかかわらず、突撃訓練などをさせられ、生きる望みすら失いかねないような状況でした。その当時と比べると、今は、豊かで平和な時代だと思います。それにもかかわらず、親が子を虐待したり、子が親を殺すなどというニュースに頻繁に接するようになり、暗澹たる気持ちになります。
そんな時代に、「花を贈りあう」ということは、大変、良いことだと思います。美しいものを美しいと感じられるようになれば、他人への思いやりや豊かな心を持つ子供に育ちます。新しい命を、大切に、美しく育てて下さい。

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