メッセージ

矢崎総業株式会社 代表取締役会長矢崎 裕彦

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「これから生まれてくる子供たちへ」

日本は、森が国土の3分の2を占める世界有数の森林国です。
新鮮な酸素を供給し水を蓄えてくれる森は、私たちが生きて行く上でなくてはならない存在です。同時に、森は私たちに沢山のことを教えてくれる「教室」であると私は思っています。

私は少年時代、里山で遊び、森から沢山のことを学びました。
あれは秋の森で、栗の木を見つけたときのことです。私は、イガから外した栗を独り占めにしてポケットいっぱいに詰め込みました。ところが、栗の頭にはとげがあるのです。家に帰る途中、そのとげが私の足をチクチク刺しました。
それはまるで、「栗を独り占めにしてはいけないぞ!」と、森が私を叱っているようでした。

これから生まれてくる君たち(皆さん)が、森に親しみ、森から沢山のことを教えてもらえるよう、私たちはその森を大切に守り育て、引き継いで行かなければならないと考えています。

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