新しい社会の担い手としての子どもたちの健やかな成長を
心から願っています。
小さいときから花や動物に親しむことは、美しいものや弱い
ものへの理解と思いやりを培うことになり、私は、人間として
成長するうえでとても大切なことだと思っています。
どんな子にもしあわせを求め、自分の人格と能力をできるかぎり
伸ばすことを求める権利があります。そのために、一人ひとりが
かけがえのない人間として大切にされること、自分の人生は
できるかぎり自分自身で決定していくことが大切です。
私たちは、子どもたちが「現在及び将来の社会を担っていく国民」
として健康で個性豊かに保証される社会を大人の責任として築い
ていかなければならないと考えています。
日本弁護士連合会は、法律家の立場から子どもを権利の主体として、
また一人の人間として尊重していこうという考えに貫かれた社会、
すべての子どもがみな等しく基本的人権を享有できる社会をめざし
ています。
他人の立場を思いやることのできる子どもたちが一人でも多くなる
ことを願っています。
|