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社団法人全国保育士養成協議会会長石井 哲夫

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子どもの尊さ

誰でもが子どもを可愛いと思っていると思いこんでいたが、小さな子ども、しかも実子を殺してしまう親がいることを知った。こんな社会は腐っている。子どもを育てる大人の本能が育っていない大人がいるということを許してはならない。子どもが亡くなって、いくら後で、お花をあげても子どもの命は帰ってこない。この地球の中で、人間として生まれ出た貴重な命を消してしまう、これから何十年か社会の力となる命が失われる。しかも、少しでも人生経験を持つ大人が、自分の命の大切さと他人、しかも自衛力を持たない幼子の命の大切さとつながらない状態で、普通の人間の顔をして社会にいることを許してはならない。そんな社会を早く変えていかなければならない。お母さんが生んでくださった可愛い赤ちゃんを社会の宝物と思ってほしい。電車の中などでお腹の大きな人を見ると胸がじんとする感動を覚える、それは理解を超える自然の力の偉大さに打たれるからであろう。

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