メッセージ

警察庁長官坂口 正芳

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「日本の未来を担う子供たちと、出産育児を控えた未来のお母さんへ」

 少子化が進行している我が国において、子供たちが安全に安心して暮らせる環境を確保し、妊娠や子育てを温かく見守る社会を実現することは重要な課題であり、そのためには国民の皆さん一人ひとりの御協力が不可欠だと考えます。
 こうした中、マタニティマークの自動車用ステッカーを普及させる活動は、ドライバーに対し、妊婦さんへの思いやりを持った一層の安全運転を呼び掛ける素晴らしい取組だと考えております。
 警察においても、子供たちや妊婦さんの交通安全を確保するために、チャイルドシートの正しい使用方法や妊婦さんがシートベルトをする際の正しい着用方法についての広報啓発に取り組んでいます。
 平成27年の統計では、チャイルドシートを使用していた子供が交通事故で亡くなる割合は、使用していなかった子供の場合の約23分の1、また、シートベルトを着用していた人が交通事故で亡くなる割合は、着用していない人の場合の約14分の1となっており、チャイルドシートとシートベルトの被害軽減効果は非常に高いことが分かっています。
 ただし、チャイルドシートを使用していても、取付け方法や座り方が適切でない場合にはその効果が低下しますので、6歳未満のお子さんを車に乗せる場合は、取扱説明書などに従ってチャイルドシートを正しく使用していただくことが大事です。6歳以上のお子さんであっても、シートベルトを適切に着用させることができない場合は、チャイルドシートを使用させるようにしていただきたいと思います。
 また、妊婦さんのシートベルト着用については、健康保持上着用が適当かどうかを医師に確認していただき、支障がなければシートベルトを正しく着用していただきたいと思います。
子供の交通事故を防ぐため、警察では、通学路や生活道路における安全対策に取り組んでおりますが、気を付けるべき点や自分の身を守る方法をご家庭でお子さんに教えていただくことも重要です。
 例えば、6歳未満の子供が自転車に乗っていて死傷した事故では、頭部を損傷したケースが多くなっていますので、自転車に乗るお子さんには、安全のためヘルメットをかぶるようご指導いただくとともに、シートベルトが備えられた自転車の幼児用座席に小さいお子さんを乗せるときはシートベルトを着用させるようにしていただきたいと思います。
 警察としても、子供たちや妊婦さんが安全に安心して暮らせる社会の実現に向けて、なお一層努力してまいります。

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